アトピーになりやすい犬種
現在の日本でペットとして飼われている犬は、40種類以上もの犬種が存在していると言われています。
犬種によっても原産地や遺伝的系統も違うため、体の体質も大きく異なってきます。
雑種は遺伝的な欠陥が少ないのですが、純血種の犬種は遺伝的な欠陥が多いため、中にはアトピー性皮膚炎を発症しやすい犬種もあります。
柴犬、シーズー、マルチーズ、パグ、ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ダルメシアン、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ウエルシュ・コーギー・ペンブローク、などはアトピー性皮膚炎を発症しやすい犬種だと言われています。
アトピー性皮膚炎を改善するには、数多くのアレルゲン物質の中から原因を特定し、取り除いてあげる必要があります。
しかし、アトピー性皮膚炎の原因となっているアレルゲン物質は、必ずしも1つだとは限りません。
それでも、犬を無菌室の中だけで飼う訳にはいきませんので、今生活している環境を少しでも衛生的に保つため、ハウスダストを溜めないように頻繁に室内の掃除をしたり、除菌スプレーなどで細菌やウイルスが繁殖するのを未然に防ぐ事が大切になります。
原因となっているアレルゲン物質を特定し、取り除く事さえできれば、確実に症状を抑える事に繋がります。
最初から根絶する事が難しくても、長い目で少しずつ症状を緩和してあげるようにしましょう。