犬のアトピーの原因
アトピー性皮膚炎の原因で最も多いのが、室内のハウスダストです。
ハウスダストはホコリだけでなく、ノミやダニの死骸、花粉やカビ、細菌などもアトピーの原因になります。
食事が原因となるアトピーは統計的には極めて少なく、他には室内の畳、絨毯、毛布などに付着している細菌やカビなどが影響している場合も多いと言われています。
また、発情周期や精神的なストレスなどが引き金となって発症する場合もあります。
アトピーの治療には、全てのアレルゲンを取り除く事が最善ですが、複合的な原因を全て取り除く事はなかなか難しいかもしれません。
しかし、一つずつ原因を特定していく事で、不快な痒みや皮膚の炎症を少しでも軽減してあげられるかもしれません。
まずはお部屋の中をしっかり掃除する事から始めてみてください。
そして、空気中に浮遊している細菌などに対しては空気清浄機を用いるのも有効です。
皮膚が乾燥しているとアレルゲンが侵入しやすくなりますので、皮膚のバリア機能を高めるために保湿をしてあげたり、体にあったシャンプーを使う事も重要です。
しかし、体を洗いすぎると皮膚に必要な皮脂が全て取り除かれてしまいますので、シャンプーの頻度は月に1~2回程度にとどめ、汚れや臭いが気になる時は、ぬるま湯で濡らして絞ったタオルで拭き取ってあげるようにしましょう。